flag footballって知ってますか?
日本ではほとんど知られていないかと思いますが、アメフトを手軽にしたタッチフットボールから、さらにコンタクトをなくしたスポーツで、要するに、アメフト版フットサルみたいなもんです。

タッチフットでは、タックルする代わりに両手で相手にタッチしたらダウンですが、フラッグフットでは、マジックテープで腰につけた細長いフラッグを取ったらダウンです。

flag人数は5人で、C(Center,スナップする人)、QB(Quarterback,パスを投げる人)、RB(Runningback,走る人)、WR(Wide receiver,パスを受ける人)が2人の計5人ですが、センターもボールをキャッチできます。6人制でやることもあります。

1999年に、Jリーグがスポンサーになって、第1回フラッグフットボール日本選手権が開催されました。
なんでJリーグなのかというと、日本タッチ&フラッグフットボール協会のチェアマンだった後藤完夫(さだお)さんが、Jリーグの川渕チェアマン(当時)と友達だったそうで、お願いしてスポンサーになってもらったということです。
後藤さんというのは、アメフト雑誌のタッチダウン社を作った人で、テレビでアメフトの解説とかよくしてる人です。

で、今ちょっと調べたら、後藤さんの「日本タッチ&フラッグフットボール協会」とは別に、「日本フラッグフットボール協会」という団体があるようで、こちらは2008年設立(母体の団体は2001年設立)だそうですけど、現在ではフラッグフットの大会はこちらの団体がやってて、後藤さんの方ではタッチフットの大会しかやってないみたいですね。

以上は前置きです。

実はわたしは、後藤さんの団体の方の第1回日本選手権の関東予選に、友達とチームを作って出たんですけど、そのページがまだ残ってるのを発見しちゃいました。てか、そんなページがあるのを今まで知らなかったんですけどね。
こちらです

メンバーは、Aチームが、わたしとゼミの先輩(男3人女2人)計6人。平均年齢32歳。
あと、理系の知り合いに声をかけて、もう5人集めてもらって、Bチームを作って、シリーズごとに交代して出ることにしました。
Bチームの方は若くて、平均年齢24歳。しかも、もとアメフト部が1人いました。
週に1回で2ヶ月ほど練習しましたが、Bチームの方がだんぜん上手でした。

Aチームの陣容。
タコ先輩。身長181cm、高校でバスケ部。ビックマウスだけど口だけ。WR。

ロバ先輩。183cm、高校でハンドボール部。WR。

カッパ。168cm、球技経験草野球のみ。QBじゃなきゃやんないというのでQB。

縫殿。146cm。球技経験なし。Aチームでは唯一の二十代。
小さすぎてレシーバーが出来ないのでRB。

tany。150cmくらい。球技経験なし。最年長。C。

いの先輩。160cmくらい。球技経験なし。補欠。

フィールドが60ヤードあって、3回のダウンでハーフラインを超えると1st downで、もう3回でTDを狙うというルールでした。つまり、1回平均10ヤード必要だというわけなので、まずは10ヤードのパスを練習しましたが、投げる方も取る方もへたくそなので、インとかアウトとか、横に動いてるレシーバーにパスを通すのがなかなかできません。ディフェンスなしなのに、ほとんどパスが通らない状態でした。というわけで、第1ターゲットのパスルートはフックのみ。もうひとりはインだのアウトだのポストだのコーナーだのを適当に走りますが、相手をびびらせるために、たまにだめもとで投げるだけで、基本的にそっちには投げない。で、第1ターゲットに投げられないときは、CかRBに投げることにしました。
ルート

あとは、プレーアクション(RBにわたすと見せかけてからパスを投げる)もちょっと練習しましたけど、ブロック禁止だったので、スクリーンはなし。ただ、大きいレシーバーの後ろにわたしがついていって、スクリーン気味になるようなシャベルパスの練習はしときました。(シャベルパスというのは、下手投げのパスのことです。)ロバ先輩とわたしは身長差が40cmもあるので、ロバ先輩の後ろで小さくなってると、完全に見えなくなるのですw

ランでも、ブロック禁止(ルールによっては、ブロック出来る場合もありますが、この大会では禁止)で、さらにピッチも禁止でしたので、とりあえず、ふつうにダイブ、あと、ドロップバックからのドロー。ドローというのは、プレーアクションの逆で、QBがドロップバックして、パスかと思わせてからRBにわたすランプレーです。

あと、ショットガンからドロー。それから、ドローと思わせてQBが走るプレイとか。

ブロックがないので、ランの作戦はそれくらい。

あとは、RBが投げるプレーとか、遊びで、リバースとかダブルリバース、エンドアラウンド、エンドアラウンドリバースなどw

ダイブ
これがダイブ。RBがまっすぐ走るプレーです。

ショットガン
QBが下がったフォーメーションです。
CからQBにロングスナップします。
図ではRBが下がってますが、もちろん、スロットに入る場合もあり。

リバース
リバースは、QBからハンドオフされたRBが、横から走ってきたWRに、すれ違いざまにボールをわたすプレーです。

ダブルリバース
ボールをもらったWRが、さらに反対側のWRにわたすと、ダブルリバースになります。

エンドアラウンド
end aroundは、ドロップバックしたQBが、横から走ってきたWRにわたすプレーです。
さらに、ボールをもらったWRが、逆走してきた反対側のWRにわたすと、エンドアラウンドからのリバースになります。

ポートボール
うちのスペシャルプレーで、エンドアラウンドからWRがWRにパスを投げるというのがありました。180cmから180cmへのパスなので、「ポートボール」という名前のプレーでした。

で、2ヶ月くらい練習して大会に出たのですが、こちらが結果です
チーム18の栗原アンチョビーズですが、42-6という大差でG7学びというチームに負けて1回戦敗退。

G7学び212142
栗原アンチョビーズ066

G7学びは、リクルートのとある雑誌の編集部の人たちだそうですが、ケイコとマナブかな?
G7というのは、リクルートが銀座に持ってたビルですね。G7ビル。
このチームはすごい強くて、結局、関東大会優勝、全国大会でも3位になりました。

小太りのおじさんQBで、ぜんぜんアスリートっぽくなかったんですが、プレーアクションがうまくて、かならず引っかかってしまいました。
ちなみに、このおじさんQBは、ディフェンスの際にはMLBのところにいたんですが、こちらがパスなのかランなのかを判断して、「パス!」とか「ラン!」とか声を出して他の人に知らせるので、こちらのプレーアクションにはちっとも引っかからないのでした。

で、おじさんQBは、プレーアクションに引っかかった人をちゃんと見てて、そいつがカバーすべきだった場所にちゃんと投げるので、パスがぽんぽん通るのでした。(うちのQBはへぼだったので、空いたターゲットを探せなくて、いわゆるビジョンが狭いってやつですけど、最初からこいつに投げると決めてて、だめならセーフティバルブに投げるっていうのしかできませんでした。)

ハドルで、「ランはほとんどないから、プレーアクションに反応しないこと」って言ってても、実際にやられると、ころっとだまされちゃうものですね。ふだんテレビでみてると、プレーアクションだなと、だいたいわかるんですけど、見るとやるとでは大違いでしたね。

で、うちの方ですが、まず、オフェンスの最初のプレーで、センターのtanyが足を捻挫してリタイアしました。全治2週間の怪我で、いの先輩に交代です。もともと、tanyといの先輩は、代わりばんこに出る予定だったし、能力的にもいの先輩の方が若干上だったので、別に問題はなかったんですけど、幸先悪いスタートではありました。

前半は完封されて、後半にBチームが1TDをあげましたが、PAT(point after touchdown)失敗で6点どまり。PATは、5ヤードラインからプレイして成功したら1点、12ヤードラインからだと2pointです。

1回戦で負けてしまったチームは、せっかく来たのだからということで、エキシビジョンマッチをもう1試合やらせてもらえます。

エキシビジョンマッチの相手は、サテライツというチームで、ここはNHK-BSのスタッフのチームだそうで、いつもお世話になってますということだったんですが、1回戦は不戦勝、2回戦では負けましたが38点も取ってて、あきらかにうちよりは強そうでした。
6-19で負けましたが、PATを2回はばんだし、ディフェンスががんばった試合でした。
サテライツはプレーアクションをしなかったので、よかったんだと思います。
この試合でも、うちの得点は、Bチームの1TDだけでした。

栗原アンチョビーズ066
サテライツ71219

150928_1314~01で、試合後に、後藤さんを見つけたので、持ってきてた本にサインしてもらって、一緒に写真を撮ってもらいました。

で、後藤さんといろいろ話してたら、大会スタッフの人が来て、不戦敗が多くて時間が余っちゃったから、エキシビジョンでもう1試合やらない?というので、せっかくなのでもう1試合やらせてもらいました。

相手は、SFC VALIENTESというチームで、慶応の湘南藤沢キャンパスのタッチフットの現役女子選手と、その友人たちでした。SFCでは体育の授業でフラッグフットがあるそうで、この人たちは体育でのフラッグ仲間なんだそうです。
というわけで、もちろん完敗しました。

栗原アンチョビーズ01212
SFC VALIENTES302252

この試合では、ディフェンスはぼろぼろでしたが、とうとうAチームがTDをしました。しかも、わたしが投げたHail Mary passです。
RB passRBドローのふりをして、わたしが投げるというやけくそプレーで、エンドゾーンに攻防あわせて5人くらいたまってたんですが、もう3rd downだったので、高い球をえいっと投げたら、タコ博士がジャンプしてまんまとキャッチしたのでした。

わたしもタコも、キャリア初TDでしたが、2人ともこの試合で引退してしまったので、生涯成績1TDですね。

その後、Aチームのほうは解散してしまったんですが、Bチームのほうは若かったからか、週1回の練習を続けて、次の年の大会にも出たそうです。

で、後藤さんの団体の方のフラッグフットの大会は、当初の予定通り、第5回大会(2003年)まではやったようですが、その後はやってないようですね。

機会があったらまたやってみたいですが、最近四十肩みたいで、ものが投げられないんですよね。あと、急激に走ったりすると、肉離れとかおこしそう。こまったもんだ。
少しは運動しないとね。

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