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「世界の中心で愛を叫んだけもの」の解釈(永遠回帰的解釈)

こんにちは。ハーラン・エリスンが亡くなったそうですね。
TwitterのTLで、早川書房さんから、「悲しいニュースをお伝えします」とか流れてきたんですけど、わたしは別に悲しくはなかったです。もはやいいお年で、新作をそんなに書いているわけでもなし(こないだ短編集の翻訳が二冊出ましたけど古いやつです)、そもそも翻訳がまったく出ていませんがなんか事情があるんでしょうか、日本の原稿料が安いからとかいう話もありますけど、ほんとなんですかね? あ、”Can & Can’tankerous” は2010年あたりの作品を集めたものらしいので、面白いんだったら読んでみたい。というのも、「世界の中心で愛を叫んだけもの」などはたいへん冷戦的な話ですから、エリスンが9.11以降、どんな話を書いたのかという点にはいささか興味があるわけです。(とはいえ、英語で読むほどの気持ちはない。)

というわけで、今週はずっとエリスンについてなんか書こうとしていたんですけど、そしたらこんどは歌麿師匠もお亡くなりになられたそうで、こちらはエリスンとは違っていささか悲しいニュースかもしれません。つまり、歌麿師匠の芸は、彼が現に生きていることと切り離せないわけですけど、小説家の死は、その死がなにか彼の書いたものに関係あるかというと、すでにして書かれてしまった時点で作者と作品はあまり関係なくなっているわけで、つまり作者は書いた時点ですでにある意味死んでいるわけで、といったのはバルトですけど、今更実物のエリスンが死んだからといって、わたしにはあまり関係ないというか。 (さらに…)

よしながふみの「大奥」についてちょっと。

ここ一ヶ月ばかり、いろいろ漫画とか本とか読みながら、ちょっとおもしろいことを考えてたので、それについてある程度まとまったものを書きたいと思ったんですが、だいぶ大きい話になっちゃっててなかなかまとまらない。というわけで、ちょっと関係あるような軽い話からしてみようかと思います。

まずは、よしながふみの「大奥」の話。大奥 14 (ヤングアニマルコミックス)
とはいえ、「大奥」は最近読んだ本ではありません。今日、なんか書こうと思ってから、ふと、話の枕にいいかなと思いだしただけで。ちなみに、「大奥」はけっこう頑張って買ってたんですけど、平賀源内が出てきて、赤面疱瘡の治療法ができるかもってあたりまでしか買ってません。10巻くらい?

とりあえず今日は、「大奥」では女の将軍が男をたくさん囲ってるけど、それってあんまり意味ないよねっていうようなお話をしようかと思います。 (さらに…)