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「センゴク」を読んで官職の表記について考えたこと。後編の2

つづきです。

軍記物などでよく見かける「羽柴筑前守秀吉」式の表記について、これはよく考えてみると「島課長耕作」みたいなもので、たいへん奇妙な書き方だと思うんですが、どうしてこういう表記をするようになったのかを考えてみようというシリーズの二回目です。

前回は、官職付きの「正しい」表記の仕方をまとめました。「正しい」というのは、公式文書に書く時の決まりにのっとった書き方(位署)のことです。
今回は、もうちょっとくだけた書き方についてみてみようと思います。

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「センゴク」を読んで官職の表記について考えたこと。後編の1

こんにちは。オリンピック見てますか。わたしはスノーボード(フリースタイル)だけ見てます。
ソチの時は、ショーン・ホワイトがおばさんみたいになってて笑ったんですが、今回はおじさんになっててびっくりしました。
ハーフパイプの決勝は、1440のコンボの完成度は平野君の方が上だったように見えましたけど、やっぱりスノボは普通の競技ではなくてスタイルが重要ですから、そういう意味ではショーンの方がカッコよかったと思います。
とはいえ、少々卑怯だなと思う点は、スノボにおけるスタイルというのは、「ショーン・ホワイトのように飛ぶこと」を理想形としながら進化してきたものであると言えなくもないわけで、だから、ショーンがいちばんスタイリッシュだったというのは同語反復にすぎないともいえます。
というのはまあ冗談ですけど、スノボにおける「スタイル」には、「自分のやり方は自分で決める」ということが是非とも含まれていなければならず、したがって必然的に、「評価される」ということに対して素直でいてはいけないと思います。その点、国母君はつっぱったところがあってよかったんですけど、平野君はちょっといい子過ぎる感じがして、その辺がなんとなくスタイリッシュじゃないように感じました。(具体的には、なんかきれいに回りすぎて技が小さくみえてしまうような印象を受けました。)

さて、今回は、特に「センゴク」とは関係ない話ですけど、前回いろいろ書いているときに思いついたことを書きます。
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