徳川攻撃は、初日が休日だったので久しぶりにちょっと村を焼いてみました。
で、ソロでいけるところをいくつかやって、午後からはずっと出城で待機。加勢がたくさん来たので、わたしのお城は任せて他の人に加勢に行って、そのまま昼寝。起きてから見てみたら、わたしの出城は落ちてました。加勢先には攻撃なし。というわけで、そのまま放置。夜にまた見たら、朝村を焼いた人がわたしの陣をぜんぶ落としてました。というわけで、そのまま終戦まで。

結果。
kekka
前回に引き続き、わたしとしては活躍した方です。

さて、話題の逃げ恥ですが、前に一度内茶で面白いという話が出てたので、1回だけ見たんですが、いちおう全部録画してあったので、最終回の前に全部見ました。ついでに原作も読みました。わたしとしては原作の方がおもしろかったです。

原作はまだ最後までコミックスで出てないので、結末は知らなかったんですが、ドラマの方はなんだかいまいちな結末でした。

ドラマ版の感想。
まず、そもそもみくりはほんとうにヒラマサ君が好きなのか?ってこと。
ドラマの方では、いつ好きになったかがいまいちよくわかりませんでした。(漫画の方ではハグしてみたら思いがけず好きになっちゃったということで、これはまあ、よくわかりますw)

二人で温泉に行った時には、ちょっと期待していたところがないわけでもなかったようで、勝負下着も用意したのに、なにもなくてがっかりだというような描写があったので、その前から少しは好きになっていたようではあります。で、その前の出来事というと、ヒラマサと風見がみくりをシェアするとかなんとかいう話ですね。あの時みくりは、けっこう憤慨して、ちっちゃいチアリーダーになってワーワーいってましたけど、要するに、ヒラマサからどうでもいい人のように扱われて、それでムッとしたということなんだと思います。
本当に自分が言ってたように単なる仕事であるなら、他のところで仕事をしたってかまわないわけで、実際お金が欲しいから風見のところへもいくわけですけど、あのときヒラマサにシェアとか言われてムッとしたというのは、少なくともヒラマサは自分をもっと特別に思っているべきだと思ったからなんでしょうけど、彼女自身がヒラマサをどう思っていたのかというのはよくわかりません。ムッとしたことによって、自分のヒラマサに対する気持ちに気づいたのかもしれませんが、単にヒラマサはわたしを好きでいるべきなのにどうでもいいように扱ってむかつくということかもしれません。

いちゃいちゃしたりするような関係になってからは、みくりはある程度ヒラマサが好きではあるようです。ただ、「かわいいは最強」とか言ってましたけど、どうも、ペットがかわいいというのと大差ない「好き」なんじゃないの?とは思いました。

で、ヒラマサが頑張ってデートに連れ出してプロポーズするわけですけど、いざプロポーズされてみると、みくりはビビります。

プロポーズの際、ヒラマサの方は、自分とみくりを一つのユニットとして考えていて、そういう前提で話をしているわけですけど、みくりの方はあくまで自分とヒラマサの関係がどうあるべきかというようなところにこだわっていて、すでに二人で一人というような状態になってるヒラマサに対して引いてしまうわけです。ヒラマサの方は、みくりを失ったらもう生きてはいけないというくらいに思い詰めてますが、みくりの方は、まだそこまでではなかったということでしょう。

で、ヒラマサから雇用関係ではなくて共同経営者だと言われて、いちおう納得はしているようですが、やっぱりまだまだ自分とヒラマサを一つのものとして考えることはできなかったようです。

みくりが求めていることは、どうも、自立することであるように思います。で、その自立の象徴というのが、彼女の場合は仕事ってことなんだろうと思いました。仕事としての家事をやるのはいいけど、主婦として家事をするのはいやというのは、家事それ自体をしたいとかしたくないとかいうことではなくて、とにかく仕事がしたいということなんでしょう。

いちばん最初から思ってたことですが、そんなに仕事がしたいなら、偽装結婚とかそんな裏技じゃなくて、普通に就職活動した方がよかったんじゃないのと思います。ま、そんなことをいうと、そもそも話が成り立たなくなっちゃうわけではありますが、最初から彼女の態度は少々本気ではないというか、なめてるところがあるなとは思っていました。

で、彼からプロポーズされて引いてしまったというのは、まだそこまで彼のことが好きじゃないというのもありますけど、彼女自身の問題としては、まだ結婚する準備ができていないと彼女自身が感じているということなんだろうと思います。結婚するとか考える以前に、ちゃんと仕事をして一人前の人間になりたいということですね。この場合、彼女はまだ、そういう「一人前」になったことがない(と自分で感じている)から、具体的に「一人前」になることがどういうことかを知っているわけではないのですが、イメージとしてそういう理想を持っているということですね。つまり、彼女にとっての「仕事」というのは、自分のためにすることだということです。

一方、ヒラマサがどうして結婚したいのかというと、彼は自分の生きる意味が欲しいといっているのだと思います。彼はいちおう正社員ですから、みくりから見ると「一人前」なんですが、みくりと出会う前の彼は、ひとりでシェルターに籠っている状態で、そのことに特に不満もなく、それなりに居心地がよいと思っていました。ですが、みくりと出会って彼女を好きになってみると、もうそういうひとりの状態には戻れないと思うわけです。それで、みくりと結婚したいというわけですが、これはつまり、今後彼は、「みくりのために」生きていきたいと言っているわけで、彼にとっての「仕事」というのは、今後は、みくりのためにするものという意味を持つということですね。(日野君と同じ態度ですね。)

「ひとりではどうしようもない」というのが、いちおう二人に共通する問題意識ではあるわけですが、みくりの場合は実はそれほど深刻ではありません。どうしてかというと、彼女は実際のところ、まだちゃんと「ひとり」になったことがないからです。

学生時代~契約社員までは親と同居していましたし、それからすぐヒラマサのところで暮らし始めるし、漫画版ではちょっと距離を置こうといって1か月ほど家出しますが、その際にもゆりちゃんのところに転がり込んでいます。
つまり自分では「ひとり」と思っていますが、ほんとうに「ひとり」ではなくて、親とかおばさんとかヒラマサとかに保護されている状態だったわけです。

これに対してヒラマサやゆりちゃんは、みくりから見てちゃんと仕事をしている「一人前」ですが、そういう人からすると、自分のために仕事をするだけでは「一人前」ではないということなんだと思います。一人前ではないというか、自分のために仕事をするだけでは「意味がない」と感じるということです。

例えばゆりちゃんにとって、全部ではないでしょうが、ある程度は、みくりが「生きる意味」だったでしょうし、また、風見に、「自分と同じようにひとりでいる人を元気づけられる存在でありたい」とか言っていますが、これは、自分の生は、他者に対してなんらかの意味がある限りにおいて意味があるということなんだろうと思います。

つまり、みくりが想像しているようなちゃんとした「一人前」になると、「ひとりじゃ意味がない」と本当に思うようになって、そうなって初めて、誰かのために生きなきゃ意味がないと思うようになるわけですね。ですから、みくりがヒラマサの結婚したい気持ちがわからないというのはある程度しょうがないことです。

さて、それでは、どうしたらよいかということですが、ドラマでは、ヒラマサが、「僕はみくりさんを小賢しいとか思ったことはないです」とか言って、それでなんとなくみくりの承認欲求が満たされたということのようですが、なんだかすっきりしない解決だったと思います。

まず、みくりの気持ちについてですが、みくりはヒラマサやゆりちゃんが抱えているような孤独を知りませんので、このままではヒラマサと同じように、結婚してヒラマサのために生きたいとか思うようになるとは思えません。

みくりについては、彼女自身が望んでいるように、とにかくひとりでやれることをやってみなさいというのがいちばんだと思います。ちゃんと就職活動をして就職するとか、フリーターとかでもいいですけど、とにかく自立したいんなら自立してみなさいと。で、そうやってちゃんと働いてみて、最初は仕事自体が楽しいだろうからそれでいいとして、10年くらいしたら、「なんのために働いてるのかな」とか実存的問題が出てくると思いますので、そういう問題意識を持つようになったところでヒラマサが結婚しようと言えば、今のヒラマサと同じ気持ちになって、結婚しましょうということになるかもしれません。

あるいは、そんなに時間をかけないにしても、みくりの意志を尊重するなら、ヒラマサはいったんはみくりと距離を置くべきだと思います。どうしてかというと、ヒラマサはみくりに、すでに「居場所」を提供してしまっているから、なにがなんでもヒラマサと一緒になりたいという気にならないわけです。

みくりはまだ若いので、彼女がほんとうのところ何を望んでいるのかは彼女自身にもわかっていません。とりあえず最初は、居場所がないということがプレッシャーになって、偽装結婚云々を言い出したんでしょうが、居場所がないから何とかしなきゃということについても、彼女がどこまで本気に考えていたかはわかりません。自分自身、「思いつき」と言っていたわけですし。てか、本気で考えてたなら普通に就職活動しろよってことですね。同様に、プロポーズされてビビったというのも、単に条件反射的にビビっただけなのか、本気でまだ結婚したくないと思っているのかは、彼女自身にもわかっていないと思います。(もやもやすると言ってました。)

ですからまず、彼女自身に、自分の気持ちを自覚させてあげることが必要です。
好きか嫌いかで言えば、みくりがヒラマサを好きなのは間違いありませんが、それではどれくらい好きなのか?ということを、彼女自身に決定させるということですね。

ヒラマサの方は、これはもう、みくりのことが無条件に好きということになっているかと思います。たぶん、みくりが自分から、「家事は絶対したくない。お前が全部やるなら結婚してやる」と言えば、受け入れるんじゃないかと思います。

一方みくりは、そこまでヒラマサが無条件に好きというわけでもなさそうですが、これもほんとにそうなのかどうかはわかりません。ちょっと危機感を与えてみたら、あんがいすんなりヒラマサと結婚したい、何でもするから結婚してとか言い出すかもしれませんし、離れてみたら、実はそれほど好きじゃなかったってことに気づくかもしれません。

自立したいという気持ちも、単にこのまま結婚するのが怖いから言ってるだけかもしれませんし、本当に自立したいと思ってるのかもしれません。これについても、みくり自身、実際に就職して自活してみないとわからないことなのだと思います。

というわけで、みくりの意志を尊重するなら、別れなくてもいいですけど、とりあえず同居はやめて、みくりは自分の稼ぎで暮らしてみる。ヒラマサの家事は、彼が自分でするかダスキンに頼むことにして、普通に「付き合う」という形でやり直すのがいちばんいいかなと思います。なんだかんだ言って、ヒラマサだってまだ若いんだし。

一方、みくりの意志を尊重しないというのであれば、ヒラマサは、とにかくどんな条件でもいいから結婚してくれと頼むべきですね。
自分にとってみくりが何物にも代えがたいということを行動で示すわけです。わたしからすると、みくりをスポイルすることになるので、みくり自身のためにはあまりいい方法とは思いませんが、とりあえずみくりのことは、ヒラマサが責任をもってケアするというわけです。

ま、年の差が10もあるし、みくりは状況に流されやすそうな感じがするし、そもそもガッキーだからよその男が寄ってくるだろうし、一度距離を置いたら、もう帰ってこない可能性はかなり高いわけで、ヒラマサ君としては、とにかくだましてでも結婚してしまうというのが、いちばん無難かもしれませんね。

2 Comments on 徳川攻撃&逃げ恥

    • 実際ヒラマサ君の年収って1000万以上あるらしいから、仕事する必要は全然ないよね。
      わたしは銅銭っていちばん持ってた時でも30万くらいしかないですよ。宵越しの銅銭は持たねえ。

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