すごいひさしぶり。最近、ポケカラというのにはまってて、スマホでカラオケばっかしてます。で、最近の歌を覚える機会が増えたんですけど、今日は最近の歌についてちょっと考えたことがあるので書きます。別のとこに書いたのの転載なんだけど。

優里という人のドライフラワーという歌がありますけど、最近の歌ってことでいいんだよね?もっともわたしの場合、「最近」というのはここ2~3年のことをさして言ってるので、若い人からしたらぜんぜん最近じゃないかもしれないけど。と思って調べてみたら、2020年の10月発売でしたから、まだ一年以内ですね。正真正銘最近の歌だ。

この歌は、友達の子(小学生)から、カラオケで歌ってって言われたので覚えました。あいみょんのマリーゴールドも一緒に覚えたんだけど、マリーゴールドについては、その子から「ああ、昔はやった歌だよね」って言われました。まあ小学生にとったら2年前は当然昔だよね。タイムスパンがぜんぜん違う。わたしの場合は、少なくとも前世紀じゃないと昔とは感じないので、25年以上前じゃないと昔とはいえないかな。

で、ドライフラワーですが、最近の歌だからちょっと難しかったけど、練習してだいたい歌えるようにはなったんだけど、なんだかよくわかんない歌だった。全体的には要するに未練の歌で、「別れても好きな人」みたいな話なんだろうとは思うけど。

歌詞はこちら

視点の分析
二人の視点から語られてるんだけど、視点がころころ入れ替わるので、歌詞を見ずに聞いてるだけだとちょっとよくわかんなかった。

自分を「私」、相手を「貴方(あなた)」と呼んでる人と、自称不明で相手を「君」と呼んでる人の二人がでてくるんだけど、前者は女で、後者は男ってことなんでしょう。別に男女で分けなくてもいいんだけど、便宜上男女ということにしておきます。

基本的には、一番は女視点、二番は男視点、「月明かり~」から女視点、ラスサビは男視点、ってことだろうと思いますが、一番と二番のサビはたぶん混ざってますね。サビの前半では「きらいじゃないの」って女言葉っぽく言ってて、後半では「君」って言ってるので、サビの前半は女、後半は男ってことなんでしょう。で、一番と二番のサビでは「きらいじゃないの」って言ってるんだけど、ラスサビだけは「大嫌いだよ」って言ってるわけですが、これはラスサビが全部男視点だからですね。言葉の上では、別れた相手に対して、女の方は「きらいじゃない」、男の方は「大嫌い」って言ってるってことです。

一番の解釈
というわけで、内容の解釈です。

一番では、女が、「たぶん私じゃなくていいね」って言ってて、女の方が出て行くことに決めてて、彼にはなんで出て行くのかって理由をちゃんと言えなかったみたいですけど、これは言えないんじゃなくて、彼に理解できるように言えないってことですね。いうなれば、彼がそれを理解できたなら、出て行かなくてよくなるような「理由」があるってことです。説明はできるんだけど、それを理解しない(しようとしない)人に理解させるのは難しいってことです。

「二人きりしかいない部屋でさ、貴方ばかり話してたよね」って言ってるので、彼女からすると会話が成り立ってなかったわけで、もちろん彼の方はひとりでべらべらしゃべってて、ちゃんと会話をしてる気になってたわけなので、それでケンカになるわけですが、それでも彼には彼女がなにを思っているかがぜんぜん伝わってなくて、二番で言われてるように、彼は彼女のことを「都合がいい」とか思ってるわけですけど、これはつまり、自分勝手とか気まぐれとか思ってるってことで、「彼女がマジでなにかを伝えようとしてる」って思ってなかったってことですね。まじめに取り合ってなかったっていうこと。で、ケンカしたとして、彼があまりにわかろうとしてくれないから、彼女の方は疲れちゃって、もういいやって気になって、こっちから謝ったりしちゃうわけですけど、それで彼はもう終わったと思って、ひとりでグーグー寝ちゃうわけですよ。彼女のヒスがやっと収まった、やれやれ、とか思って。で、そういう彼を見てると、彼女はすごく悲しくなってひとりで泣いてしまうというわけです。

で、サビの前半で、「顔も声も不器用なとこも全部全部嫌いじゃないの」って言ってるわけですが、彼女は、彼のことがまだ好きなわけですけど、例え彼のことをまだ好きだったとしても、むこうがちゃんとこっちを見てくれないなら、これ以上付き合っていてはいけないと思って出ていくわけです。これはちょっとえらかったですね。まだ好きなうちはなかなかできることではありません。

で、サビの後半の「ドライフラワーみたい君との日々もきっときっときっときっと色あせる」っていうのは、出て行かれた男のセリフなわけですが、男の方は、彼女が出て行ったことにびっくりしたんでしょうね。もう遅いっちゅうねん。男の方は、実際に出て行かれてから「失恋!」とか思ってるわけですけど、それは今まで彼女がずっと感じてた気持ちだぞって話ですね。で、彼女はそれについて、今までさんざん男に話してたわけで、それをお前はちゃんと聞いてこなくて、それだからこそ彼女は出て行ったんだぞって話ですね。まあ、たぶん彼はまだわかっていない。てか、やっぱりわかるようだったら出て行かなくていいわけですよ。だから、彼にはわからないというのは、しょうがないことです。

二番の解釈
さて、分析のところで、二番は男視点って書きましたけど、最初のところはちょっと意味が分かんなくて、「たぶん君じゃなくてよかった、もう泣かされることもないし、「わたしばかり」なんて言葉もなくなった」ってとこですけど、わかんないのは「もう泣かされることもないし」ってところです。これは彼が彼女に泣かされてたってことですかね?それとも、彼に彼女が泣かされることもないってことですかね?あと、「わたしばかりなんて言葉もなくなった」っていうのもちょっと意味が分かんなくて、「言葉がなくなった」っていうのは、普通は彼女がそういうことを言わなくなったって意味でしょうけど、この場合は彼女自身がいなくなったんだから、言葉がなくなったんじゃなくて彼女がいなくなったんだろうと思います。けどまあ、この男はたぶんぼんくらなので、言葉づかいがぼんくらなのもしょうがないのかもしれません。

だいたい、「君じゃなくてよかった」ってどういう意味ですかね?彼女が「わたしじゃなくてよかった」っていうのは、相手を非難する言葉なわけですけど、それに対して「うん、君じゃなくてよかった」って、認めてどうする?って話ですよ。彼女の方は、あんたは相手自身をちゃんと見ないだから、誰でもいいんでしょ、って言ってるわけですが、君じゃなくてよかったっていうのはちょっと意味が分かりません。まあ認めてるってことなんですかね。最初のパラグラフはちょっと意味が分かりません。

で、次は、「あんなに悲しい別れでも時間がたてば忘れてく、新しい人と並ぶ君はちゃんとうまくやれているのかな」ですが、なんか上から目線でむかつきますね。「君は僕とはうまくやれなかったけど、次はうまくやれよ」みたいな感じなんですかね?何様のつもり?ふざけんな。うまくやろうとしなかったのはてめーだよバカ。

で、次が「もう顔も見たくないからさ、変に連絡してこないでほしい。都合がいいのは変わってないんだね、でも無視できずに少し返事。」っていうんですけど、なんかこの部分は特にむかつく言いぐさですね。

①彼女が出てったことを恨んでる。

②自分が悪かったとはこれっぽっちも思ってない。

③自分のことを捨てられた被害者だと思ってる。

④自分はわがままな彼女を無視できない弱さというかやさしさを持っていると言いたい。

というようなところにむかつきます。

だいたい、顔も見たくないとかいうのは本当ではなくて、彼はそれこそ自分が捨てられたと思ってて、彼女の心変わりかなんかの被害者だと思ってるわけですが、それで彼女に酷いことをされたと思ってるから「顔も見たくない」とか言ってるわけで、レトリック的な言い方です。陳腐です。その点彼女の方は、「きらいじゃないの」と、自分の心を正確に把握しています。ちゃんと内省してるってことですね。彼の方は、相変わらず自分では何も考えていません。

あと、ラインかなんかに返信してしまうのだって、もしかして彼女がヨリを戻してくれないかなと期待してるからで、「大嫌い」とか言ってみたり、下心から返信してみたり、まったくしょうもないやつです。

彼女の方からしたら、もしかして自分が出て行ったことをちゃんと受け止めて、彼が変わってくれたなら、よりを戻してもいいなと思ってたかもしれないけど、まあこんなかんじじゃ全然だめですよね。この辺はこないだのプリテンダーの主人公と同じです。お前がそんなだからダメなんだ案件ですね。ひとごとなのかよ?ってことです。ジェンダー的によくない表現なのでよくないですが、いわゆる「女の腐ったの」っていうやつですね。少しは意志を持て!と言いたい。

というわけで、二番では、出て行かれた男は、相変わらず、出て行かれてもしょうがないダメな男だったということが描かれています。

サビは一番と同じですが、女の方のセリフは、「こんなダメな男ではあるけど、顔とか声とかダメなところとかが好きなんだよなー」っていう意味になります。彼女は要するに、顔のいいダメ男が好きなんでしょうね。ダメンズ好きってやつ。だからこそ、「好きだけど一緒にいたらだめだ」と思って出ていけたのは偉かったです。

一方、男の方のパートは、急に出て行かれて、未練たらたらという意味ですね。まだ苦しいんだ的なことを言ってるようですけど、はっきり言って自業自得です。実は彼女の方は、彼が変わってくれさえすれば帰ってくるつもりがあります。なのにこいつは、あいかわらず「つらいから早くドライフラワーみたいに色あせてくれないかなあ」とか言ってるだけです。髭男のプリテンダーの「グッバイ♪」と一緒ですね。いやいや、お前がグッバイとか言うから、こっちはグッバイしなきゃなんねえんだよ!ってことです。(髭男のプリテンダーについても後で書くかもしれない。)

「月明かり~」の部分
この部分は、女の気持ちでしょうけど、彼にメールだかラインだかしてみて、彼からちょっと返事が来て、あいかわらずグダグダしたダメ男だったので、こりゃだめだ、復縁はないなと思う反面、がぜんダメンズ好きの血が騒いでしまったってところですね。ダメンズ好きの気持ちを「魔物」と表現しています。

もちろん、自分でも「どうかしてる」ってことはわかっています。暗闇に「赤黄藍色」が浮かぶわけですけど、これはもちろん信号の色で、あいつ相変わらずダメだったなあ、やっぱ好きだなあ、行っちゃおうかな、いやいややっぱだめだよなあ、って、考えるだけ考えてみてるってことです。実際には、行っても無駄だから行きません。空想して楽しんでるだけです。

「好き」とかいう気持ちというのは、しょせんその程度のものであるとわかったってことですね。それより大事なことは、ちゃんとコミュニケーションすることです。でもまあ、「好き」っていう気持ちは、人生の花ではあります。だから、ないとつまらないし味気ない。けど、実際に一緒に暮らすとかする必要はなくて、ありさえすればいいわけなので、なんなら二次元とかでも十分だってことですね。で、彼女の場合は、やー、あいつ相変わらずダメなやつだなあ、好きだなあ、って思ってそれでいいやと思ってるわけです。「好きという気持ちまた香る」というのは、「好き」は単に「好き」として愛でていればいいやってことです。なにも実行に移さなくたっていい、むしろ移さない方が花って感じかな。

ラスサビ
一方、男の方はまだ未練たらたらで、未練というのは「実行」ってことですけど、その割にこいつはダメンズなので、彼女を口説きに行ったりもできないわけで、ただ、彼女は彼のそういうところが好きなので(「不器用なとこ」って言ってるけど、むしろ「優柔不断なとこ」っていう方が正確ですよね。)、別に変ってくれなくて構わないと悟ってしまったわけです。別れたからこそ、その境地に達することができたというか。というわけで、彼女の方は一段上に成長してしまったわけですが、彼は彼女好みのダメンズのままグジグジしてるわけです。

彼女に対して、「大嫌い」とか言ってみたり、「まだ枯れない花」とか言ってみたり、まあ、彼女好みのダメンズのままで、むしろ彼女にはよかったですよねって話ですね。

以上、ドライフラワーの解釈でした。
わりとおもしろい話だった。優里君なかなかやるね♪

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