刷新しましたね。25-32、17-24の内政がおわって、4546、4344の内政がだいたいめどが付いたあたりで、正直もう内政はうんざりなんですが、ここが最後なのでがんばろうと思います。

読書の秋なので、最近けっこう本を読んでます。
で、普通のブログっぽく、読書の感想とか書いてみる。

先月読んだもの。

葉室麟
「無双の花」

高野和明
「ジェノサイド」
「13階段」
「6時間後に君は死ぬ」
「夢のカルテ」

伊藤計画
「the indifference engine」
「メタルギアソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット」

安生正
「生存者ゼロ」

石黒正数
「木曜日のフルット4」

よしながふみ
「きのう何食べた?9」

雁須磨子
「つなぐと星座になるように6」

ねむようこ
「御前3時の危険地帯3」

以上、買ったもの。漫画含むw
以下、家にあった本の再読とか。

宮城谷昌光
「夏姫春秋(上)」

井上靖
「敦煌」

井伏鱒二
「黒い雨」

佐藤亜紀
「ミノタウルス」

漫画の再読はのぞくw
雑誌や学術系の本ものぞく♪

大体こんな感じです。
簡単に、感想。

「無双の花」は、ぜんぜん知らない作者だったんですが、立花宗茂の話だというので買ってみましたけど、大はずれでした。立花宗茂は、戦国武将としては遅れてきた人だし、合戦が強いという以外特に個性的でもなさげなので、小説にするのは難しいのかもしれないですね。前に、上田秀人「孤闘 立花宗茂」というのを読んだことがありますが、これもどんな話だったかぜんぜん覚えてないです。つまんなかったという印象がうっすらとあるだけ。

ですが、「無双の花」の方はもっと悪かったですね。
なにやら最近の大河ドラマのようで、主人公がいい男だとか、強いとか、かっこいいとかということを、別の登場人物にそう言わせるわけです。ですけど、彼の行動とかしゃべる事とか考える事とかからは、別にいい男ともかっこいいとも思えないんですね。戦争場面もほぼないので、強いのかどうかすらわかりませんw

で、この感じなんかに似てるな~と、もやもやしてたんですけど、銀河英雄伝説に似てるんだと気付きました。つまり、ヤン提督はすごいすごい、と、敵が褒め称える。で、どうすごいのかはいまいちわからず。まあ、確かに何でも知ってるわけですが。ずるして作者が教えたとしか思えないw
ラインハルトも天才だとヤンに言われつつ、実際に彼が勝つときには、敵があほだから勝ってるだけじゃないかしら?という感がぬぐえません。

もっとも、わたしは銀英伝の小説は、本編は全部持ってますが、2巻くらいまでしか読んでません。アニメはもうちょっとがんばって、ロイエンタールが反乱しそうなところまで見ました。
というわけで、まあ、要するにラノベっぽいのかなと。

で、前に読んだ岳宏一郎の「群雲・関が原へ」に出てきた宗茂はわりとおもしろかったなと思って、ちょっと読み返してみたりしました。京極高次から見た宗茂なんですが、大きくて毛深くてなに考えてるかわかんない人でした。ちょっと漫画っぽいですが、こっちの方がリアリティがあると思いました。

高野和明は、何気なく「ジェノサイド」を買ってみたら、思いの外おもしろかったので、他に何冊か読んで見ましたけど、ジェノサイドがいちばんおもしろかったかな。
この人の作るキャラは、ちょっとステロタイプなところがあります。作者がシンパシーを感じている側の人についてはまだましで、わりあいリアリティがあるんですけど、反対側の人たち(真犯人とか、アメリカ大統領とか)は、ただの悪者なところが残念でした。
おもしろかったのはジェノサイドですが、一番よかったのは、「6時間後に君は死ぬ」の中のダンサーの話でした。

伊藤計画の「the indifference engine」は、書きかけのものとかをあつめたやつなので、まあいまいちでしたが、007が好きだったのねと思いました。あと、メタルギアソリッドのノベライズですが、さすがに途中でつまんなくなってやめちゃいましたw
メタルギアソリッドはいくつかやったことがありますけど、ストーリーとかあんまり興味なかったので全然覚えてないです。
ハーモニーはわりと好きです。

「生存者ゼロ」も、本屋で平積みになってたから買ったんですが、まあまあおもしろかったです。ただ、謎については、もっと前にわかるだろうが、と思いました。

フルットは、にゃった君に似てますw
ちびはブロンに似てます。

筧さんも50歳なんですね~。

つなぐと星座は、だいぶ前に出てたらしいんですが忘れてました。正直もうお話はわりとどうでもいいかなと思ってましたが、最終巻だというので買いました。腐れイケメンの憲章くんが、いまいち腐れ足りないのが不満ですね。

ねむようこのやつも、だいぶ前に古本で1・2を買ってたんですが、たまたま古本屋で3を見つけたので買いました。「誰かが誰かを好きだ」とか、それが本人にとって重要なことだというのはわかりますが、他人にも説得力のある形で提示するのは難しいよねと思いました。
あと、恋愛してもいいけど、仕事はちゃんとやれよと思いました。わたしももう年ですねw

再読系
「夏姫春秋」は、20年くらい前に読んで、それ以来読んでなかったので、ほぼ忘れてました。夏姫が思ったよりビッチじゃないので、上しか読んでません。宮城谷はわりとすきなので、王家の風日とか三国志とかはわりと何回も読んでるんですが。

敦煌は、ふと映画の方を見たくなって、ネットで探して見たんですが、いまいち面白くなくて、小説は高校生のとき以来読んでなかったんですが、読んでみたら映画よりだいぶ面白かったです。
映画についていえば、西田が痩せてます。浩市が若いです。根本と渡瀬はあんまり変わってません。三田佳子はないだろう。

黒い雨は、定期的に(2年に1度くらい)読みたくなるのです。

で、今は佐藤亜紀のミノタウロスを読んでる途中ですが、これはだいぶ前に買ったんですが、読んでなかったんですね。佐藤亜紀は「戦争の法」と「バルタザールの遍歴」しか読んでませんが、けっこう好きです。

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