こんにちは、くまぶしです。346

今日は雨が降っていたけど、かばさんに行ってきました。

かばさんにかばはいません。代わりに天狗がいます。しかも四十八匹もいるぶし。親分は天中坊といいます。ちなみに、隣の筑波山の天狗の首領は徳一大師が変身したのじゃなかったかと思います。岩間山には十三天狗がいます。

すごい雨が降っていたので、天狗は建物の中にいました。ぴかぴかの建物でした。目もぴかぴかひかってました。ちょっとこわかったぶし。でも四十八匹はいないみたいでした。

おうちに帰ってから、天狗の本があったのを思い出して、探したんだけど、ごちゃごちゃしてて見つからなかったぶし。常陸国天狗譚 (1980年) (ふるさと文庫)という本です。

かわりに、仙境異聞・勝五郎再生記聞 (岩波文庫)が出てきました。これは、江戸時代に、天狗に拉致られた少年が、山で修行してから帰ってきて、有名になったので、平田篤胤という人が会いに行って、いろいろ聞いたことを書いた本です。

索引がついてなかったので、かばさんの天狗のことが書いてあるかどうか、ちょっと見にはわからんかったぶし。

仙境異聞で面白かった話。

岩間の十三天狗は、最初は十二天狗だったそうです。あるとき、ふもとの長楽寺のぼうずを拉致してきて手下にしようとしたのだけれど、長楽寺は強い人で霊威もあったから、十二天狗をやっつけて、逆に天狗の首領になったぶし。それというのも、十二天狗のうち、人型は四人だけで、残りは鷲とかとんびとか獣(くまかしらん?)とかが変身した天狗だったから、そういう人じゃないもの出身の天狗は、しゃべったり自在のわざはつかえたけれど、たりんこちゃんだったものだから、長楽寺に負けてしまったんだと。くやしいぶし。

あと、天狗は鰹節がだいすきだとか、天狗の遊びがさまざま書いてあったりしておもしろいぶしよ。

それじゃ、おやすみくまぶし。
Apr. 11, 2008
永遠回帰のくまぶし2008目次

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