Month: January 2020

昔書いたロバ先生の話についての感想

前回書いた話などは、結構オリジナルなことを言っているように思うのですが、オリジナリティというのは相対的なもので、基本的には他の人が言っていないようなことを言うのがオリジナリティなわけですから、要するに皆さんにとってはあまり聞いたことのないたぐいの話であるというわけで、確かに自分の書いたのを客観的に読んでみると、そもそもなんの話をしているのかわからないだろうなあと、自分でも思います。 (more…)

批評的スタンスからの解釈について

多くの人にとって「頭を使う趣味」は労働や義務と同じであり、娯楽にはなり得ない


半年ほど前のものみたいですが、とあるブログ記事がツイッターのTLに流れてきたので、ざっと見てみたんですが、何らかの作品等を楽しむ際に批評的なスタンスをとらないことを指して「頭を使わない」という言い方をしているようで、挑発しているのかどうか、よくわかんないですが、ともかく、頭を使うとか使わないとかいう言い方はちょっと正確でないような気がするので、それについて書いてみようと思います。(正確に言うと、作品を理解する際に、批評的スタンスをとる必要があるかないかの問題で、「批評的」ということを「頭で」と言っているのなら、言いたいことはわからないわけでもないけれど、この場合「頭で」の対義語は「体で」となるわけですが、この人の場合、「頭で」理解する方が、「体で」理解するのより高級だという偏見に基づいているようなので、まあモダンな人間論としては普通ですけど、わたしとしてはちょっと文句があるところです。)

書いてから気づいたんですが、内容的には、

ルックマンの『見えない宗教』を10分で読んでから考えたこと

もののけ姫に出てくる神さまっぽいものについて

この辺とほとんど同じことを言ってて、わたし的には新しいことはあんまりなかったです。エターナルリターンですねw
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