Category: 解釈

もののけ姫に出てくる神さまっぽいものについて

昨日テレビで『もののけ姫』をやってたので、もう何回目かわかりませんけど、また見てしまいました。
皆さんそうだと思いますけど、何回も見ているので、セリフとか動きとか、ほぼすべて覚えてしまっています。すごく好きというわけでもないんですけどね。

最初にもののけ姫を見たのは公開時ですから97年ですか。もう20年にもなるんですか。
わたしは、だいぶ前につぶれてしまった西武の6階の映画館で観ました。
修論を書いた翌年で、修論では風土記に出てくるタタリの話をやってたので、タタリ神的に楽しみにしてたんですけど、タタリ神的にはいまいちな話でがっかりでした。
昔書いたたたりの話
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ジュディス・バトラーについての批判を読んで考えたこと

ルックマンの『見えない宗教』を10分で読んでから考えたこと

今日はちょっと、わけのわからないことを言おうと思います。
考えを述べる際のスピードを5段ギアだとすると、最初の方は3速くらいですが、後半は4速ギアくらいで書いている感じなので、まあわたしと似た考え方をする人以外は、ほとんどなにを問題にしているかわからないだろうなという自覚はあります。(ちなみに5速で書くと、後から自分で読んでも理解できないことが多いです。そうやって書くことは楽しくないわけではないので、昔はよくやっていましたが、最近は年をとって体力がなくなったからか、あんまりそういうことはしていません。)
とはいえ、ここはわたしのブログなので、たまには好きなように書いてもいいだろうということで、ちょっと書きたいことがあるので書こうと思います。どっちにしろ見ている人はほとんどいないわけだし。
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「世界の中心で愛を叫んだけもの」の解釈(永遠回帰的解釈)

こんにちは。ハーラン・エリスンが亡くなったそうですね。
TwitterのTLで、早川書房さんから、「悲しいニュースをお伝えします」とか流れてきたんですけど、わたしは別に悲しくはなかったです。もはやいいお年で、新作をそんなに書いているわけでもなし(こないだ短編集の翻訳が二冊出ましたけど古いやつです)、そもそも翻訳がまったく出ていませんがなんか事情があるんでしょうか、日本の原稿料が安いからとかいう話もありますけど、ほんとなんですかね? あ、”Can & Can’tankerous” は2010年あたりの作品を集めたものらしいので、面白いんだったら読んでみたい。というのも、「世界の中心で愛を叫んだけもの」などはたいへん冷戦的な話ですから、エリスンが9.11以降、どんな話を書いたのかという点にはいささか興味があるわけです。(とはいえ、英語で読むほどの気持ちはない。)

というわけで、今週はずっとエリスンについてなんか書こうとしていたんですけど、そしたらこんどは歌麿師匠もお亡くなりになられたそうで、こちらはエリスンとは違っていささか悲しいニュースかもしれません。つまり、歌麿師匠の芸は、彼が現に生きていることと切り離せないわけですけど、小説家の死は、その死がなにか彼の書いたものに関係あるかというと、すでにして書かれてしまった時点で作者と作品はあまり関係なくなっているわけで、つまり作者は書いた時点ですでにある意味死んでいるわけで、といったのはバルトですけど、今更実物のエリスンが死んだからといって、わたしにはあまり関係ないというか。 (more…)

「センゴク」シリーズでの変な言葉遣い

こんにちは。前に読んでるといってた漫画の「センゴク」ですけど、ようやく第二部まで読み終わりました。
「苗字+官職+名」については、結論としてもう一回書く予定なんですけど、今回はそれとは別の話で、読んでてちょっと辛かった変な言葉遣いについて書こうと思います。 (more…)

君の名は。についての煉獄的解釈

君の名は。について前に書いたのに対して、今頃になってりんちゃんがコメントをくれたんですが、返事コメを書いてるときに、ちょっと思いついたことがあったので書いてみます。(ビデオに録画してたのをもう消してしまったので、細かいところはあいまいです。)
君の名は。について皆さんどんなこと書いてるかって、前の記事を書いたときに、ちょっとは検索して見てみたんですが、あんまり面白いものがなかったので、そんなにたくさんは見ていません。というわけで、もしかしたらもう誰かに言われてる話かもしれないですけど。 (more…)

「君の名は。」見た

あけましておめでとうございます。正月二日から風邪をひいてしまいまして、熱は下がったんですがまだ喉が痛いので、今日はお医者さんに行って薬をもらってきました。せっかく8日まで休みなのに、風邪をひいててつまらないです。

さて今日は、先日「君の名は。」をテレビで見たので、その感想を書こうと思います。映画公開時には見に行っていません。たぶん詰まんないだろうなと思っていたので。ところが、思ってたよりは面白かったです。1500円だか払って見るかというと微妙ですが。まあ、途中で出てきたりはしないかな。話としては、そんなに複雑な話ではありませんでしたが、パラレルワールドの描写が説明不足に感じました。 (more…)

Train-Trainの解釈

こんにちは。おひさしぶりです。もう年末です。やんなっちゃいますね。

今日はブルーハーツの歌のことを書きます。

まず前振り。こないだ、録画してた「ごめんね青春」を見ました。放送時(3年前)に見ていたので2回目。話をほどよく忘れていたので、二度目も面白かったです。(しかしこのドラマ、小ネタがちょっと古すぎて、若い人にはわからないことが多いんじゃないだろうか。風間杜夫がパイロットのコスプレとか。阿修羅原とか。)

主人公の平ちゃんは30くらいで、30というともう大人だから、なんとなく今の自分と似たようなものと思って見てたわけですけど、途中で平ちゃんが14年前に高校生だったという話がでてきまして、わたしは14年前にすでに31歳だったので、思いがけず、かなりびっくりしました。(前に見たときも、たしか同じようにびっくりしたと思う。) (more…)

「大奥」の感想。つづき。意外な結論になった。

前回は、よしながふみの「大奥」の1巻だけを読んで感想を書いたんですが、せっかくなので、持ってた10巻までを読みかえして、そしたら続きが気になったので最新14巻まで買ってきて、ざっと読んでみました。で、新しい部分については、おもしろかったところもありましたけど、全体的な感想としては、前回書いたことから変更ありません。

前回の話をまとめると、社会を維持するには、経済活動(食べ物を作ること)と、人口の再生産(子供を産むこと)の両方にリソースを配分して、バランスさせないといけない。で、人口の再生産については、決定的に女の数が重要で、男は必要最低限いればいいだけ。余剰分の男が死んでも特に影響はないし、逆に男がたくさんいても、なんの役にも立たない。よしながさんの「大奥」の世界がおかしいのは、人口の再生産のためにたくさんの男を集めているところ。(以上まとめ)

男の数が重要なのは、人口の再生産においてではなく、経済活動においてです。男は子供を産めないから、自分のエネルギーを100%経済活動に振りむけているわけで、だから女が、死んだ男の穴を埋めるために、男と同じように働かなければならないとしたら、子供を産む人がいなくなってしまいます。というわけで、女が男の穴を埋めるためには、人口の再生産と経済活動とのバランスを考えて、うまいことリソース配分しないといけないよね、というような話を、今回はしようかと思います。

もちろん、よしながさんはSFじゃなくて少女漫画として書いてるわけで、みなさんもそういうふうに読んでるというのはわかってますので、別に「大奥」について文句をつけてるわけではありません。ただ、設定がSF的におもしろかったので、いろいろ考えさせられたというだけのことです。
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よしながふみの「大奥」についてちょっと。

ここ一ヶ月ばかり、いろいろ漫画とか本とか読みながら、ちょっとおもしろいことを考えてたので、それについてある程度まとまったものを書きたいと思ったんですが、だいぶ大きい話になっちゃっててなかなかまとまらない。というわけで、ちょっと関係あるような軽い話からしてみようかと思います。

まずは、よしながふみの「大奥」の話。大奥 14 (ヤングアニマルコミックス)
とはいえ、「大奥」は最近読んだ本ではありません。今日、なんか書こうと思ってから、ふと、話の枕にいいかなと思いだしただけで。ちなみに、「大奥」はけっこう頑張って買ってたんですけど、平賀源内が出てきて、赤面疱瘡の治療法ができるかもってあたりまでしか買ってません。10巻くらい?

とりあえず今日は、「大奥」では女の将軍が男をたくさん囲ってるけど、それってあんまり意味ないよねっていうようなお話をしようかと思います。 (more…)